
第一次世界大戦期のアメリカ陸軍プルオーバーです。すでに手を離れており、当店を通っていった記録として掲載しています。
第一次世界大戦は、大量生産された軍服が初めて世界規模で使われた戦争です。それまでの戦争とは、必要な数の桁が違いました。
素材は羊毛と綿しかありません。化学繊維はまだ存在せず、防水も撥水も蝋引きに頼る時代です。寒さと湿気に対して、素材そのもので戦うしかありませんでした。
羊毛は虫に食われます。100年を越えて穴のない個体は、防虫が続いていた場所にあったということです。戦地から持ち帰られ、家のどこかで忘れられた一着が、こうして出てきます。
買い付けの場所は、カリフォルニア州サクラメント、サンフランシスコ、オレゴン州ポートランド、そしてロサンゼルスのローズボウルに集まる業者からでした。ローズボウルの市が開くのは6時ですが、業者の車は午前1時頃から場外に列を作ります。取引はその列のなかで済んでしまう。6時に一般のお客さんが入ってくる頃には仕事が終わっていました。
※ この個体を具体的にどこで手に入れたかは、追って記載します。
いま、古着の買取業者はいくらでもあります。ただ、店によっては買った値段の10分の1で引き取られることもある。その結果、市場に出てくるのは「もう手元になくてもいい」品ばかりになり、本当に良いものは持っている人が手放しません。
TRADE は買い取る場所ではありません。売り手と買い手が直接つながる場です。値段は売り手が決めます。手数料は合計2.9%、偽物なし、値引き交渉なし。
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