
1950年代のモーターサイクルジャケット。BSA とトライアンフの名が入った個体です。すでに手を離れており、当店を通っていった記録として掲載しています。
販売店が自分の店の名で作らせた衣類を、ディーラー物と呼びます。メーカーの正規品ではなく、店が客と自分たちのために作ったものです。
1950年代のアメリカでは、英国製のオートバイが多く売られていました。北米は英国車にとって最大の市場で、販売店は複数のメーカーを同時に扱います。だから一枚のジャケットに、本来は競合するはずの2社の名前が並ぶことが起きました。
ディーラー物は作られた数が桁違いに少なくなります。1つの店が、その店の客のためだけに作るからです。全国流通の製品とは残存数の桁が違います。
買い付けの場所は、カリフォルニア州サクラメント、サンフランシスコ、オレゴン州ポートランド、そしてロサンゼルスのローズボウルに集まる業者からでした。ローズボウルの市が開くのは6時ですが、業者の車は午前1時頃から場外に列を作ります。取引はその列のなかで済んでしまう。6時に一般のお客さんが入ってくる頃には仕事が終わっていました。
※ この個体を具体的にどこで手に入れたかは、追って記載します。
いま、古着の買取業者はいくらでもあります。ただ、店によっては買った値段の10分の1で引き取られることもある。その結果、市場に出てくるのは「もう手元になくてもいい」品ばかりになり、本当に良いものは持っている人が手放しません。
TRADE は買い取る場所ではありません。売り手と買い手が直接つながる場です。値段は売り手が決めます。手数料は合計2.9%、偽物なし、値引き交渉なし。
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